記事の情報の信頼性を担保するためには『引用』の使用が効果的です。
ここでは、引用の仕方と注意点についてお伝えします。
引用の手順【具体例】
”文春オンラインのとある記事の文章を引用したい”という場合を例にして説明します。
- 引用元WEBサイト名:文春オンライン
- 引用元URL:https://bunshun.jp/articles/-/53553
- 引用したい文:下の画像の通り
『引用』の手順は、大きく分けて次の3ステップとなります。
- 記事の編集画面に引用文を記入する
- 引用した文を『引用』形式に変換する
- 引用元を記載する
では、具体的に手順を追って説明します。
1、記事の編集画面に引用文を記入する
まず、記事の編集画面に引用文を記入してください。
書き間違いを防ぐため、引用元の記事からコピー&ペーストしましょう。
2、引用した文章を『引用』形式に変換する
次に、引用した文章を『引用』形式に変換します。
引用文を選択した状態で、記事編集画面左上のマークをクリックしてください。
文章の種類を”変換”するメニューが表示されます。
メニューの中から『引用』をクリックしてください。
選択していた文章が引用エリアとして囲まれます。
3、引用元を記載する
最後に、引用元を記載します。
引用エリア左下の”引用元を追加”の部分に、”引用:○○○(引用元の名称)”と記載してください。
今回の例では、”引用:文春オンライン”となります。
引用元のWEBサイト名のテキストを選択した状態で、『リンク』をクリックしてください。
URLを記入するウィンドウが現れます。
引用元のURLをコピーし、ウィンドウ内にURLを貼り付けてください。
”新しいタブで開く”はONにし、【Enterキー】で確定してください。
リンクが埋め込まれたテキスト部分の表示が変わります。
引用を使用する時の注意点
『引用』の使用には決められたルールがあります。
インターネットで調べてみると多くの情報が出てきますが、すべては文化庁が定めている以下のルールが基になっています。
(注5)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合、すなわち引用を行う場合、一般的には、以下の事項に注意しなければなりません。
引用:文化庁HP 著作物が自由に使える場合
(1)他人の著作物を引用する必然性があること
(2)かぎ括弧をつけるなど、自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日「パロディ事件」)
やや法律的な文章なので分かりにくいですね。
簡潔に言い換えると、以下4点のチェックポイントすべてをクリアする必要があります。
(1)引用を使う必要性があるか?
(2)引用部分が視覚的に区別できるか?
(3)引用部分が本文の補足程度の文量になっているか?
(4)引用元が明示されているか?
このうち、”2”と”4”は先ほどお伝えした『引用の手順』の則っていれば問題ありません。
問題は”1”と”3”ですが、あまり気にし過ぎると筆が止まります。
そのため、一旦、記事を書き上げて見直してみた時に「ちょっと引用が多いかな」と感じるようなら、優先度の低い引用部分を無くすなどして調整、という形でよいと考えています。
まとめ
引用の仕方と注意点についてまとめます。
引用の注意点についてはあまり気にし過ぎると作業が進みません。
どうしても判断ができない場合はお気軽にご相談ください。
また、納品いただいた記事については、もし引用の必要性や文量に問題がある時は私の方で修正しますので、ご安心ください。